image


りえや

もう8年も経つのか

昨日はある人物と
食事していた

"お腹が空いたら
連絡しなさい"

夜始める前の
ジム帰りの昼時

美味しい坦々麺がある
と知人に聞いた
朝比奈は
そこにいた

店の前からして
いい香りがするが

今にも
潰れてしまいそうな
そんなお店だった

入り口の扉を開くと

なんと満席では無いか

奥の座敷から
手前のテーブルまで

人で溢れていたのだ


うっわぁ

帰ろう....


扉を閉めようとした
次の瞬間だった


おい


お前さん1人か?



カウンターに
腰掛けた1人の老人が
声の主のようだった


白髪まじりの
ブランド品の服を着た
ゴールドの時計つけてる
痩せ型の
めちゃ目つき悪くて
キレたら怖い
隣の家の
痩せ型おじいちゃん

みたいな

一言で言うと

めちゃくちゃ顔怖い

※ごめんなさい
悪口じゃないです

あ、はい🫣

って言うと

おん。横座れや

と席を
開けてくれたのだった

その出会いから
昼職手取り14万
やりくり
厳しいときや
何か落ち込む時に

電話がなる

おお、お前さん
飯食えとるか?


パパ活みたいに
ご飯食べてお金を頂く

とか

そんなんじゃなかったが

会うたびに
もともと歌手だった事や
錦で踊らない方の
クラブの用心棒を
していた事

当時の
ホステスの裏話を
いい面も悪い面も
わかりやすく
教えてくれていた

そしていつも
酔うと呪文のように



りえや
男は1に経済力
2に経済力
3に経済力で
4に優しさだぞ

顔なんていつか
しわくちゃに
なるんだから
変な男には
捕まるなよ

金は男に貸すな
尽くすんじゃ無い
追われる女になりなさい

手を離したら
すぐに他のとこに
行ってしまう

そんな不安に
なるような

あなただけじゃ
無いわよって

そんな女でなければ
男っていうやつぁ
すぐ飽きてしまうものだ


りえや
幸せになりなさい


耳にたこが
できるくらい
呪文のように
その人はいつも
酔うと話していた




朝比奈の恋人に
求める条件は
経済力はもちろんだが

※昔はさ
経済力だけなんて
そんな事は無い
お互いが
好きならそれでいいと
私が稼げばいいじゃんと
お金のない
ひも彼氏と
付き合った事があった

最終的に彼には
言わなかっただけで
嫁も子供もいて


気づいたら家の
私の貯金箱の中身を
1円玉に変えられてた
苦い経験がある

やっぱり
働かないor
現状をもっと良くしたい
1人が暮らせれば
別に多くはいらない
という向上心の無い人

むしろ
関わると失う物のが
大き事に気づいてからは

このおじいちゃんの
呪文に
従っている笑

後優しさね


絶対的にわがまま
聞いてくれる人に
懐きやすいみたい

絶対飛んできてくれる

みたいな。


仕事忙しいって
言う人いるじゃ無いですか

仕事できる人は
#リスケもうまい
#調整してみるから
ちょっと待ってね



仕事を前倒しで
終わらせて来てくれる
傾向がある

それから
おじいちゃんの
呪文に加えるなら

絶対的に

風を起こす側の人

ビジネスをしていて
失敗しない人なんていない

うまくいっていた事が
急に傾く事だってあるし
羽振の良かった人が
消えていく姿は
夜の世界で
幾度となく
見てきた

別れ道なのが

そこで消えたままに
なる人と

自分で
何も無いところから
価値を見出し
作り出せる人

よく夜の世界でも
閉鎖期だから
同伴が少ない  

とか

暇な時期だから

とか

コロナだから

とか

あるじゃ無いですか

風が起きない時は 
仕方ない


みたいな

売れてる子はいつだって
時期的に
多少左右されたと
しても

風がなければ
起こす側なのだ


経営者の
お客様と
お話しているたびに

今日のクライアント
との会合はきついけど


なんとかして
盛り上げて契約
決めてくるよ!


みたいな

で。
本当に決めてくるのだ



ばけもんかってくらいの
スケジュールの中で

タスク処理を
順番にこなしていって

自分で自分の
背中をたたいて

よっしゃ行こうか!
やったろうか!

って言う

風みたいな人が好き

ブログで
ずーっと言ってるが
武田鉄矢みたいな

道路に飛び出て
僕は死にませんって

あれくらい愛や好きを
体現してくれる
強い意志に

朝比奈は弱いと思う



みんな片手間やねん

俺のこと好き?

え、好きちゃうなら
やめよあかなあ

みたいな


もっとぶつかってきて
もらっていいですか?


女で生まれた以上

頭おかしく
なったんじゃないかって
自分でも思うくらい

今日この瞬間
こんなに
愛されてるの私だわ

って

勘違いしたいです笑

馬で迎えにきて欲しい






朝比奈