本を読むのが
大好きな子だった
そんな朝比奈は
接客をする時
いつも思う事がある
ご挨拶させて頂き
お時間を頂きながら
目を見て
服装や雰囲気
所作や話し方の癖
見つめる目の優しさの
奥に
その人の
歴史を感じる
いわば
人は本だと
思っている
その人が50代なら
50年分の
1ページに触れ
会話しても
話が噛み合わない
どうしても
共通点が
見つからない
向こうの気持ちが
見えない時は
まるで
表紙のデザインや
見出しに食いついて
手にはとってみた
ものの
いまいち
引き込まれない
小説に
落単するような
あの感覚だ
それと同時に
私も
対話する相手が
違えば
つまらない
味のないスルメイカ
みたいな
中身のない人間と
なるのだろうと
恐ろしくも
思ってしまう
インプットし
続けなければ。
何が
誰に
どう刺さるか
わからないからだ
この人好きだなあ
この先も
繋がっていたい
決してキャバ嬢は
選ぶ側ではない
ただ
接客しながらに思う
人間力に触れた時
人の心は動く
どんなに
豪華な表紙でも
ページを巡って
一度読めば
もう飽きられる
何度も何度も
読み返したくなる
そんな本に
出会う事が
喜びであり
また
そんな本のような
この先の展開に
目が離せない
そんな人で
ありたいとも
思う朝比奈であった
人に対して
この考えを
持つ方に出会って
こないだ残念な
子にあったんだよね
って話になったから
小説でいう
目次の並べ方を
間違えただけで
まだ
その話には
面白い別枠のネタが
あるかもよって
会話になって
鳥肌が立ったのは
ここだけの話🤫
朝比奈