image

すごいプライベートの
呼び出しをする
お客様が居た

俺の気分で同伴する
というお客様に
朝比奈も
食らいついていた

キャバクラで
飲むお酒は高い



ワンドリンク
ワンセットで
帰るお客様だったが

アフターも4件位
行くし
本当に帰らない



ホテルにさそわれる
アフターも
嫌だが

帰ってくれないのも
同じくらい地獄である


(肝臓のしくみ
どうなってるのよ笑)


同伴から
飲む女が好き
よく食べる女が好き

という言葉に

ジョッキで
ハイボールを飲み
しっかりシメまで
食べていた朝比奈


ある時

自分の価値を
わかってくれない人は
距離を置く必要がある


ボランティアではない

わたしの仕事は
スタイルも
自己管理であり

毎回呼び出されては
同伴するかしないか
わからない
お腹が爆発する
勢いで出勤

すでに泥酔で
仕事のスタートが
うまく切れない現状を
打開すべく

ある日から
誘いを断ることにした


人柄がすごく
すきなおじいちゃん
だったから
情も
入り切っていた朝比奈

しかし
キャバ嬢としての
付き合いは
できかねると考えた

自分がタフで
かなり酒豪で
食べても
太らなかったら
良かったのかもしれない


自分のキャパを
超えてしまうくらいなら
違うと感じたのだ

そして何回も
良さがわかってるのに


呼び出すけど
同伴はしない

は違う気がする


セフレかよ笑(笑う)(笑う)


恋愛も
キャバクラも
"都合のいい女"
ポジションは
大事にされない



それで
喧嘩になってね?

この薄情女が!

ってののしられて
連絡とって
無かったんだけど


(あれだけご飯も
アフターも付き合って
最後
ののしられるんだって
めちゃくちゃ笑った)


年齢も年齢だし

大丈夫かな?
元気してるのかな?


気象が激しいタイプ
だから
あんな荒れちゃって
うまくやってるかな?

って
ちょこちょこ
連絡は入れて
たんだけどね?


(このお客様
下手くそなのよ
愛情表現が☺️
優しい人なんだけど
先に
噛みついちゃう
タイプで。
それが
わかってるから
こっちはいつも
ハラハラ(心配)(心配)(心配)(心配))



ある日

突然連絡が入った

(鬼)"お前今日同伴か?"


🙋‍♀️ないよ!


(鬼)"しよっか!

19時くらいに
名古屋着くから
美味い飯予約しろ

俺は魚が食いたい"

自分から
同伴するって
言いだす日が
くるなんて

地震でも来るのか?
と焦る朝比奈

ジムからの
自宅帰宅を
変更し
そのままヘアセットに
向かった朝比奈


久々に会ったおじいは
久々だな
ともじもじするも
顔を見るなり

"お前痩せたな!"

と心配してくれた

なんでも

ずっとタイムラインの
ジム動画を
見てくれてた
みたいで

"お前アスリートかよ
どこに向かってんだ笑"

と笑っていた

(うわあ

久々すぎるこの感じ)

やっぱり
また会えるのは嬉しい

そして
緊張の注文の時


(でかジョッキで
飲めって
言われるかな?)

(?)(?)(?)(?)(?)
とビビる朝比奈


普通に乾杯して
お酒もあおられず
なんと!!!


料理取り分けて
くれてる😭💕


優しい優しい😭💕

いつもなら
脂身たっぷりとか
米食えや!
とか言われるのに

魚🐟メニューで
トレーナーさんも
大喜びである🙌(やった)

久々の話も
積もる中


お前
何時に入るんだ?と
スマートに
同伴時間気にして

軽く済ませて
同伴へ


席に着くなり


(鬼)"好きなの注文しろ
俺は
ドンペリは嫌いだ"


なんと(なんと)💕


シャンパン🍾
入れてくれたのだ


嬉しい(嬉しい)(嬉しい)(嬉しい)


しかもダンスから
帰ってきたら
チップくれたの


チップなんて
初めてじゃない?笑(笑う)


もー神じゃん w



アフター重なって
やっと合流したら

なぜか喧嘩してて w

しかも
わたしも
喧嘩した事
ある人だったから
めっちゃ笑った w

とりあえず
その場は収めて
違うアフターに
行く時、
そのことを話したら

お前もか!
やっぱ
お前いいやつだな!

と夜の街に
おじいちゃんの
笑い声が
楽しそうに
響いたのだった



こんな事もあるんだな
とおじいちゃんの
背中を愛しく
見つめる
朝比奈であった


痛客が
本数少なくて
やばい日に
ふらっと現れたり

なんだかんだ
助けて
もらうことがある


彼らはいたって
気分屋であり

本当の意味での
鋼の
メンタルの持ち主
なのかもしれない

仕事をする上で

ある程度の
線引きが

ただしい形には
必要である






朝比奈